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トップ コラム 印刷 印刷のインキのお話
2023/08/25
印刷

印刷のインキのお話

CONTENTS

  • 印刷の色(インキ)は、色の3原色と黒
  • 3色では表現できない色もある
  • 色と、光の3原色の違い
  • デザイン・レイアウト作業は、同時に製版作業でもある
  • 刷版は木版画の木版と同じ原理。
  • A4サイズのチラシを8枚並べて印刷
  • 印刷機は大量の印刷物を印刷するための機械

CONTENTS

  • 印刷の色(インキ)は、色の3原色と黒
  • 3色では表現できない色もある
  • 色と、光の3原色の違い
  • デザイン・レイアウト作業は、同時に製版作業でもある
  • 刷版は木版画の木版と同じ原理。
  • A4サイズのチラシを8枚並べて印刷
  • 印刷機は大量の印刷物を印刷するための機械

印刷の色(インキ)は、色の3原色と黒

まず、印刷と色の関わりについて説明します。

印刷インキの基本は、色の3原色と同じ原理で、青、赤、黄で構成されています。
かと言って、皆さんが想像する青と赤はすこし違うかもしれません。

青(ショッキング・ブルー)、赤(ショッキング・ピンク)、黄の3色で、その3色が重なり合うことによって、印刷物のさまざまな色を表現しています。絵具の色を混ぜ合わせて、いろいろな色を作るのと同じです。

因みに、青、赤、黄の3色を重ね合わせると“黒”になります。


色の3原色 (CMYK)

しかし、印刷のインキにも“黒インキ”があります。
黒は、主に“文字”を表現するために使われるインキです。

印刷インキは、青、赤、黄+黒(スミ)の4色で構成されています。
しかし、青、赤、黄を重ね合わせても出来ない色があります。

色の3原色を思い起こしてください。

そう、その色は“白”です。

皆さんが印刷物で見ている“白色”は、実は、“紙”の色なんです。

青、赤、黄に加え、文字の色として使うインキが黒インキを加え、 この4色のインキを使って印刷したものが、皆さんが普段目にする印刷物です。

3色では表現できない色もある

その他、4色を重ね合わせても表現できない色や、正確なロゴマークの色を表現したい。

このような場合は、特別に青、赤、黄の印刷用インキを混ぜ合わせて、ご指定の色を作ることができます。

それが“特色”と呼ばれるインキです。
特色インキには、金、銀、白、蛍光色などもあります。

また特色は、人の顔の色や美術印刷など、高品位の印刷物には、青、赤、黄、黒のインキにプラスして、特色をなん色も加えるケースもあります。
このような印刷物は、腕利きの職人だからできる。長年の経験とノウハウがなせる技の世界です。

色と、光の3原色の違い

光の3原色はRGB。赤、緑、ブルーです。
RGBの色が重なると、白になります。
光の3原色では“黒”が表現できないので、PCのモニターで見ている“黒”は、液晶パネルの色です。


光の3原色 (RGB)

デザイナーがパソコンに向かってデザインやレイアウトをしますが、画面で色を表示させるために、光の3原色・RGBで構成された色を画面上で作っていることになります。

モニター上の写真も同様に、その色を表現させるために、RGBを組み合わせてカラー写真や、文字の色、オブジェクトの色をモニター上に再現していることになります。

デザイン・レイアウト作業は、同時に製版作業でもある

では、印刷と色に話しを戻します。

印刷でいう製版作業とは、色を作り出す作業でもあります。
文字やオブジェクトの色や、カラー写真の色をモニター上に構成させます。
「印刷の色って?」でも紹介しましたが、印刷の場合は、色の3原色でさまざまな色を表現しますので、インキは、青、赤、黄に加え、文字の色として使うインキが“黒インキ”です。

そのため、RGBで制作された“光の3原色”から、“色の3原色”への変換作業が必要になります。

デザイナーが制作したデータを使いPC上で自動変換作業を行い、青、赤、黄に加え、文字の色として使う黒、この色の構成に再構成します。

つまり、デザイナーはデザイン・レイアウト作業を通し、同時に製版作業を行っており、写真やイラストの精度、文字やオブジェクトの色を含め、印刷物の作成に直結する作業工程でもあります。

刷版は木版画の木版と同じ原理。

印刷物は、印刷機を使って、印刷専用のインキを使って印刷します。
木版画には木版が必要なように、印刷にも、刷るための版が必要です。それが刷版です。

刷版の生成は、PCで作られたデザインデータを使い、色の構成要素を、専用の機械が自動で4つの色(色の3原色+黒)の構成要素に分け、面付けされた4枚の刷版を出力します。

カラー印刷の場合、“赤、青、黄、黒”の色を組み合わせる必要があります。
つまり、刷版も“青、赤、黄、黒”の色を刷り分けるために、4枚の刷版が必要となるわけです。

A4サイズのチラシを8枚並べて印刷

また製版作業には、刷版を作成するために大切な工程が含まれます。
それが面付けという工程です。

では、A4サイズのチラシやフライヤーの印刷例を説明しましょう。

印刷の現場を見たことのある方は、おおよそ理解でいると思いますが、見たことのない方は想像がつかないと思います。

印刷物は、A4サイズの用紙で1枚ずつ印刷するのではなく、大きな紙にA4サイズを何枚も並べて一緒に印刷します。
オフセット印刷機で印刷する場合、A4サイズの印刷物を8枚まで一緒に印刷できる大きさの印刷用紙があります。

では、8枚のフライヤーやチラシを印刷する場合はどうするのでしょうか。

デザイナーが制作したデータを、8枚並べて刷版を作成します。
その刷版を作成するために必要な工程が“面付け”です。

つまり、制作されたデータを、デジタル処理で自動的に8枚並べる作業が、“面付け作業”で、その面付け作業されたデータで刷版を作成します。

印刷機は大量の印刷物を印刷するための機械

そして、面付けされた刷版で8枚の表面を刷り、裏面にも印刷面がある場合は、紙を裏返して裏面も印刷します。

こうして出来上がったのが、表裏が印刷されたA4サイズのフライヤーやチラシです。
つまり、印刷用紙1枚で8枚のフライヤーやチラシができるわけです。

パンフレットやカタログも同様で、1枚の印刷用紙で表面、裏面で16ページの印刷物を同時に刷ることができます。

もし、印刷現場を見学したいという方がいらっしゃいましたら、お問い合わせフォームからお気軽にお申し込みください。

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