私の本当の名前は…?! Byインクちゃん
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インクとインキ
インクとインキ、特に使い分けをしていないという声もありますが、調べてみると性質に違いがあるようです。
インキとインクの大きな違いは「粘度」。
粘度の高いドロドロ状態のものが「インキ」で、逆に粘度の低いものが「インク」です。
印刷インキは主に油を媒体とし、筆記用具などのインクは水を媒体としています。粘度が低くサラサラしている万年筆のインクを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
インキの種類
インキの種類は紙や印刷機によって使い分けるためたくさんありますが、その中から3つのインキをご紹介します。
●UVインキ
紫外線を当てるとすぐ固まる特性を持つ。専用のUVライトで短時間で乾燥する。
揮発性が低く、においが少なく、乾燥後の耐久性が高い。
●特色インキ
色調をより忠実に再現するために特別に調合したインキ。
CMYKでは表現できない金・銀・蛍光色などを安定して印刷できる。
DICやPANTONEなどの色見本番号で指定されることが多い。
●耐光インキ
紫外線への耐光度をUPし、色褪せ防止に役立つ。
長期間掲示しても色あせしにくく、屋外ポスターなど屋外の掲示に向いている。
インキの今後
従来型のインキは、インキそのものが石油で作られていること、工程の中での有機溶剤による環境や人体への影響、水質汚染などの問題点が考えられていましたが、近年は「環境に関する基準」が整い始めています。中でも、亜麻仁油・米ぬか油・キリ油・ヤシ油・パーム油など非食用の植物油を使った環境対応型インキとして、ベジタブルオイルインキが注目を集めています。また、有害物質を使用しないインキ、石油系溶剤を全く含まないノンVOCインキや、廃インキをリユースするエコシステムなどが開発されています。
印刷をめぐる環境課題対策は、今後より一層重要視されてくるでしょう。
最後に
…と、いうことで、私の本当の名前はインキちゃんということになりますが、
インキちゃんよりインクちゃんの方が可愛いので、やっぱりインクちゃんでお願いします(笑)。
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